2010年5月4日火曜日

子離れの試練八日目


 昨日は朝から夕方まで仕事だったので家には居なかった。そんな時に限ってバリに居るユウキから電話があったとマナが言う。あ~ん!どうしてよぉ~!

「ママがユウキからの電話待っているから、6時過ぎにかけて。と言っといたよ。」

とマナ。私が家に着いたのは7時過ぎであった。なんせ鎌倉は車で溢れかえっていて、普段10分とかからない現場から家まで55分もかかってしまっていた。

ユウキからの電話は無く、お隣のおばあちゃんが作ってくれた、おからの煮付けとお向かいのおばあちゃんが作ってくれたフキと昆布の煮付けでビールを飲みながら、マナに問い続ける。

「どんな感じだった?ユウキ。」

「明るかったよ~ネンネェ?だって。全然男らしくなってないよ。」

「ママ~って感じだったでしょ?」
「何で電話かけてこないの?ママが電話待ってるんだよ!って言ったら、電話がある所なんて無いんだよ、お金だってかかるんだよ!ってユウキが言ってたよ。」

「・・・・」

おかしい。んなぁはずは無い!パパに男のくせにママぁとか言ってんじゃねえよ~と言われて耐えているに違いない。かわいそうなユウキあなたの声が聞きたい。
こんなに電話を待ち焦がれたことは今まで無かった。

 今日は一日お休みの日。朝、部活にマナを送り出すと家事に追われながらユウキからの電話を待つ。お昼にサンドイッチを作り、マナが帰ってくるのをデッキでセッティングしてをして待つ。ガーデンビューのランチタイムである。しかしマナはなかなか帰って来ない。やっと帰って来たと思ったら、
「あ~っ・・・今日はゆっくりできないんだよね~お昼食べたらすぐ出かけるんだ~」
とのたまう。なんでも、友達3人と逗子の体育館に遊びに行くと言う。淋しいものである。マナが出かけた後も一人デッキで過ごす。鳥のさえずりを聞きながらウトウトしていると電話が鳴った。
「もしもぉ~し!ユウキ?」
ノイズが入っていたのでバリからだと確信して発した。
「ママ?」
ユウキの声である。愛くるしい声だ。しかし、ユウキは特に私と話したそうではなかった。すぐに、
「パパに換わる?」
「ううんいいよ。楽しい?何食べているの?何して遊んでいる?~」
私の質問攻めが嫌になったのか、
「パパが換わろうと思って待っているからもう換わるね」
だって~!もぉなによ~ぉ!!で、パパとはなに話したんだっけ?
 午後からはずっとデッキで過ごした。キレイだな~と思って目の前を一枚写真に撮った~それが上の写真。見つめていたら毛虫を七匹も発見し、もちろん捕殺。ゆっくりできたから七匹も見つけられたんだな~よかったよかった。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿